
(上村松園の「序の舞」をモチーフにした昔の切手。家の押入れから発掘しました。五十年も前のものですね。松園さんは謡曲を題材にした絵を多く描かれたことでも有名です。「松伯美術館」は奈良市学園前駅からバスに乗ります。) |
いよいよ明日が発表会の日となりました!きっとみなさん日頃の稽古の成果を存分に発揮されることと思います!
ところで、舞囃子をご覧になるとき、みなさんどのように考えておられますか?舞囃子の中でも、謡いのある部分はだいたい言葉通りの動きになるわけですが、謡いのない部分、音楽だけの部分はどうなるのか?
実はこの時は笛を頼りに舞っています。ですからお稽古するときはまず笛の唱歌を覚えることから始めます。
「オヒャーラーイホウホウヒ」などというものがそれです。初めての方はまず中之舞(ちゅうのまい)など易しいものから。そしてこれには「段」といって区切りがありまして、それはどうすればわかるのかというと、扇を持ちかえる動作があればそれが「段をとる」ということになると考えて下さい。右手から左手に持ち替えたら初段から二段、左手から右手にしたら二段から三段になったという具合です。
このような仕組みを少しでも理解してから見てみると、ちょっと楽しさも増えるでしょうか。
ではいざ!!(^o^)/ |